シンカリオン第五話を観ての感想〜今回は深かった
第五話あらすじ
三人目のシンカリオン運転士候補が見つかった。その名は大門山ツラヌキ。石川県金沢市に住む少年だ。
運転士になることに乗り気ではないツラヌキを説得するため、彼と一緒に一日東京観光をすることになったハヤトたち。張り切ってオススメの鉄道スポットを紹介しようとするハヤトだったが、ツラヌキは電車にも普通の東京観光にも「全くもって興味ナシ!」だと言い放つ
出典:©プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究・TBS
今回の内容は、深かったですね。
名言も多数飛び出しましたし、考えさせられる事も多かったです。
けれどまず、どうしても気になったことがあるので言わせて頂きたい。
今回の放送でどうしても気になった事
【問題のシーン1】
秋田からの転校生としてハヤト達の通う小学校に転校してきたアキタ。「秋田出身で名前がアキタなんて親の地元愛強すぎ!」と言うアズサにハヤトは「でもアキタはずっと東京に出たかったんだよ」と言います
【問題のシーン2】
第3のシンカリオン運転士候補、大門山ツラヌキを接待する事になったハヤト達。アキタ、フタバ、シャショットと一緒に大宮駅までツラヌキを迎えに行きます。シャショットを見たツラヌキは「東京にはへんなのがいるんだな」と驚きを隠せない様子でした。
【問題点】
東京、東京ってさりげなく言ってますけど。
・・・大宮、埼玉県ですから。
他県の人に突っ込まれる前に、弁明します。
埼玉県民が東京に憧れるあまり、さりげなく、ちゃっかりと、じわじわと、東京にすり寄り食い込もうとしていると思ったらそれは大間違いです。
埼玉県民は、ださい玉の称号をナチュラルに受け入れ、時に言われる北関東のくくりに違和感を感じつつもまあ良しとし、神奈川県のブランド性を大いに称賛する非常におおらかな(プライドのないとは言いません)種族です。
東京も、千葉や栃木・群馬・茨木と同じように仲良くやっていきたい「おとなりさん」感覚なんです(と私は思っています)。
関東以外の人から見たら、大宮も東京もひとくくりなのかな。
制作サイドからしたら深い意味はないのでしょうが、ここは誤解なきよう自己申告させて頂きたく前置きと致しました。
それでは本題です。
今回の放送で心を打たれた言葉たち
心を打たれた言葉その1
明治時代に敷かれた山手線に対し、熱く語り合うハヤトとツラヌキ。
子供とは思えない言葉で先人たちの偉業を称えます。
「明治時代の最小限の掘削工事で作られた鉄道が、現代でも都会の交通を支えている」
「鉄道は町と町だけでなく、人と人、時代と時代をつなぐ」
JRの社史にでも出てきそうな言葉です。
でもこれって、祖国を愛する上でとても大切で、子供たちが学び、考えるべきことだと思うんですよね。
鉄道に限ったことではないですけど、先人たちが作り上げてきたものの偉大さとか美しさ、街並みであったり、伝統工芸であったりそういったもの見直し、守っていくことがこれからの日本には必要なんじゃないかな、と。
私は大学の専攻が史学で、その時はそんなに熱心に学んでいなかったのですが、大人になって江戸の町人文化に惹かれ、それから歴史の面影を探して東京の街を歩くようになりました。
その時に感じたのが、東京の街は起伏に富んだ地形で美しいけれど、歴史的建造物が少ない、と言うこと。
江戸の面影もないに等しく、時々「〇〇跡」という棒が立っていて。
歴史マニアであれば、その棒を前にして数百年前にそこにあったもの、起きた出来事に思いを馳せることができるかもしれないけれど、一般人はそんな棒を見てもこれといった感慨を受けることは特に無く。見たいのは棒でなく、歴史的な建造物そのものなのに。
東京が京都のように歴史的面影を残している街ならば、日本がこの先観光大国として十分魅力ある国になり得るのに。そこんとこ、分からないのかなぁと思ってしまう。
東京の街は、地震や空襲で昔の建物がないのは仕方ないのかもしれないけど、約270年続いた江戸の文化があまりにも薄く、ビルと電気屋ばかりの街になってしまったのは残念でならないのです。
かといって自分には何も変えることはできません。
これからの子供の教育で、歴史を守る大きな流れを作っていって欲しいな、と思うばかりなのですが・・・。
心を打たれた言葉その2
シンカリオンに乗るようになり、両親から見て変わってきたように思えるハヤト。
シンカリオン指令長出水に父ホクトが漏らした言葉。
「子供にとって本当に必要なことは、俺たち大人には想像も出来ないものだなぁ」
これ、子育てをしていて本当に思います。
子供って、親が良かれと思って与える物事には食いつかずに、思いもよらないものに食いついたりしますよね。
子供には自分から興味のあることを見つけて欲しいと思う反面、ほったらかし過ぎるものよくないのかもと思ったり。
子育ては、手をかける塩梅が難しいです。
特にうちの息子君は、できることが少ないのでつい構いすぎてしまいます。
時々自主性を重んじようとほっとくんですが、するとぼーっとするばかり。
「子供はほっといても育つ」「気が付いたら出来るようになっていた」とか言うけれど、私にとっては都市伝説並みに身近で起こりえない現象です。
でも誰にでも必ず輝ける場所があるはず。
それは想像のできない場所にあるのかもしれないけれど、それを探すことが生きる意味なのかもしれないなと、考えさせられてしまいました。
今週の息子君
後半の戦いシーンまで、母は考えさせられることが多く、興味深く観ておりましたが息子君はやはりチンプンカンプンだった模様。手持無沙汰気味にレゴをいじったりしていました。
しかし後半の戦闘シーンでは、前半の退屈さを取り戻さんとばかりのはじけっぷり。
イーファイブ!イーシックス!なんでか!イーセブンもか!と大興奮。
しかし事件は終了間際に起こりました。
イーセブンかがやき登場!いざ出陣か!!
というところでシャショット登場
「まもなくゲームの始まりでございま~す」
本日の放送は終了。
息子君、まさに青天の霹靂。
人間が完全に意表を突かれた様を久しぶりに見ました。
言葉もなく立ちすくむ、息子君。
そうなんです。
息子君がルーティーンで観ているアニメは「アンパンマン」と「おさるのジョージ」くらい。
話は一話完結で、こんなふうに「待て!次号!!」的な終わり方を経験するのは初めての事。
全く、予想外の出来事だったのだと思います。
上がりきったテンションをそのままフワっとすくわれて、茫然と立ちすくむことしかできなかった様です。
以前に検診の医者から
「親御さんの方でもっと、物事の概要を丁寧に教えてあげてください」
と言われていましたので
「これは、アニメを作った人が来週も見て欲しいから途中で終わりにしたんだよ」
と教えておきました。
概要の教え方、間違ったかもしれません。
息子君は理解した様子はなく、
「ずっとみてたらテレビさんもつかれちゃうからね」
とジェントルぶりをみせていました。
今週のプチシンカリオン情報
ついに買いましたよ。念願のシンカリオンガチャ。
近所のヨーカドーに行ったら、私は見つけられなかったのですが息子君が目ざとくみつけてきました。子供の目ってすごい。
で、このガチャ、3種類のシンカリオンが入っているんですが、たぶんカプセルの色がシンカリオンの種類で違うんですよ。
はやぶさ→緑 こまち→赤 かがやき→青 と思われます。
なので何となくですが、どのシンカリオンが出るか分かるありがたい仕組み。
思惑通り、はやぶさとかがやきをGET!
こまちも欲しかったのですが、出なそうな配置だったのでやめました。
でも私これ、キーホルダーだと思ってまして、出てきたのが「超合金?(なにそれ)」でちょっと落胆。
でも息子君は相当嬉しかったみたいで、喜んでいるので、まぁ良しとします。
次に狙っているアイテムはコレ。
収納、箱好きとしては見逃せません。
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