私には 四つ年下 (38歳男)のいとこがいるのですが 、そのいとこ夫婦に 離婚騒動が起こったそうな。
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結婚4年目、3歳育児中共働き夫婦の離婚騒動
ある日いとこの母のもとへ一本の電話がかかってきました。
電話の相手は、お嫁さんのお父さん。
内容は
「 うちの娘が、孫を連れて実家に帰ってきているんだが 、お宅の息子さんは一向に迎えに来ない 。どうなっているのか。」
とのこと
ヒーッ、こわー・・・。
何の心の準備もなしに、そんな恐ろしい電話を受けてしまった叔母は、かなり動揺したものの、平謝りに謝りその場はなんとかおさまったそうです。
そして慌てて息子の元へ向かうと、家の中でぼんやりと佇む姿が。
「あんた何やってるの、お嫁さんと子供、実家に帰ったんだって?なんで迎えに行かないの!?」
と 問い詰めると
「電話しても出ねえんだよ」と 息子。
アホか!
私は後日その話を母から聞いたのですが、 その場にいな従兄弟に向かって 思わず突っ込んでしまいました。
子供を連れて実家に帰るなど、十中八九怒っているのに、電話をして「はいそうですか」と帰ってくるわけないじゃない。
果たして奥さんが実家に帰った理由は
「旦那が何もしないから」
だそうで。
いとこ夫婦は共働きで、土曜日は奥さんが仕事なので、いとこが子供をみる当番になっているそうです。
けれどいとこは 子供と寝てばかりで 家事を何一つしない。
今回 怒った理由は そういうことだそうです。
そして奥さんが実家に帰ったのはこれが初めてではなく、何度もあるんだとか。
そしてこの話を聞いた、いとこの両親や私の母が
「危ない!もうこれは離婚だ!」と騒いでいたのです。
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いとこたちのように小さい子供を育てている身の私としては、あぁよくある話だなと思い、それだけで離婚だと騒ぐのは 大げさだなぁという感想。
そして、「奥さんの気持ち、分かる分かるよわかりすぎるほどだよ!」というのも感想。
きっとね、子供と寝てばかりで何もしないというのは、爆発のきっかけであって、原因は日々のイライラの積み重なりなのだと思うのです。
赤ちゃん期から3歳くらいまでって、旦那にイライラすること山のごとしですからね。
同時に、いとこが何もしないのも、分かるわ〜。というのも感想。
きっと悪気があるわけではなく、何をしていいのかわからない新米パパのあるあるなのではないかと。
ま、実際、できればやりたくなくてやってない面もあるとは思うのだけれど。
そんな風に一人で想いを巡らせながら 、うんうん頷いていると
「でも今の 奥さんは贅沢よね。 男の人は外で働いていて大変なんだし、私たちの頃なんか男の人は家の事何もしなかったわよ」
と 言い出す私の母。
ストーップ!
ソレダメ!ここでそれ言っちゃダメ。
確かにね、子供を育て上げ さらに親の介護までしてきた 両親世代からすると、 若いママの ワンオペ鬱など ただの甘えに聞こえるのかもしれない。
男の人が職場で抱えているストレスもまた、ワンオペ育児と同じくらい大変なのだろうとは思います。
でも今取り上げるべきことはそういうことではない。
ワンオペ育児で煮詰まっているママに必要なのは、共感と手助けだと思うのです。
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でもママの方から、こうして欲しいだのああして欲しいだの、助けて欲しいだの、なかなか言い出せないのも事実。
そしてまた、こうして欲しいだのああして欲しいだの言ってもスルーされてしまうこともあり。
一旦はこうしてくれたり、ああしてくれたりしても、しばらくすると忘れるのか、面倒くさくなるのか、やってくれなくなるのもパパ衆の常。
言ってもやってくれないと 余計にストレス溜まるし、何度も言いたくもないし。
ワンオペ育児回避には、旦那育てが肝心、最初が肝心なんてよく言われるけど、旦那育てだって子育て並みに難しいんですよ。
なんたって他人を変えることですから。
そんなとき親世代から正論を投げつけられたら、 逃げ場を失いますよほんと。
旦那もそうだけど、ワンオペ鬱のママを救うためにはじいじばあばの意識改革も必要だよね。
そんなことを考えていたら、良い本を見つけました。
パパになった旦那よママの本音を聞け
- 作者: 野々村友紀子
- 出版社/メーカー: 赤ちゃんとママ社
- 発売日: 2019/02/21
- メディア: 単行本
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本屋で斜め読みして、ビビッときたフレーズがあったので買いました。
タイトル通り、パパになった旦那にママの本音をぶつける内容です。
著者はお笑いコンビ2丁拳銃の修士さんの奥さんで、メディアにも度々登場する野々村友紀子さんです。
この方、吉本の講師もしている方らしく、とにかく文章が上手、読んでいて楽しい。
嫌味なくママの本音がズバッと書かれていて気持ちがいいです。
我が家の旦那氏にも読ませてみましたが、
「凄く面白かった!」
と言っていました。
嫌味がなくジョークを交え、ウイットに富んでいるから パパにも内容がスッと入ってくるようです。
一つの章が、1、2ページなので隙間時間にも読めるし、全体も30分から1時間で読み切れてしまうので、時間のないパパやママにもうってつけです。
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ちなみに私がビビッときたフレーズは
「ものすごいどーでもいい話するから真剣に聞け!」
の 部分です 。
子育て中って外にも出ないし、人にも会わなかったりするし、会話のネタが 泣きたくなるほどつまんないことありますよね。
自分でも分かってるんです、チョーどうでもいいこと言ってること。
でもつまんなそうに聞かないで・・・ 楽しそうに聞いてほしいの・・・
こんな感じで、ママの立場では地味に共感する事多数。
思わず笑ってしまうので、ママの肩の力も抜ける事と思います。
乳幼児育児中の嫁がイライラしている、と感じる旦那さん、この本で勉強し、かつそっと奥さんに「こんな本読んでみたんだけど・・・」と渡してみてください。
きっと、子育て運命共同体の潤滑油になってくれることと思います。
さいごに
「パパになった旦那よ、ママの本音を聞け」
パパやママだけでなく 孫が可愛かったらじいじばあばにも読んでほしいです。
そして子供にシビアな昨今の世の中ですが、ママの日々のストレスを知ってもらえたら、と全ての世代に読んでもらいたい一冊だなと思いました。
- 作者: 野々村友紀子
- 出版社/メーカー: 赤ちゃんとママ社
- 発売日: 2019/02/21
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