私も今でこそ、よく泣く息子君に鍛えられ、
「こども」
というものに多少慣れてきた感はありますが、
今思えば産まれたての時は間違いなく育児ノイローゼ。
頭がどうかしていたと思います。
そもそも赤ん坊と言うものが、なんたるか全く理解していなかった私。
妊娠中に
「赤ちゃんとの1日スケジュール♡」
なるものを表にし
「楽勝じゃん!」
と思っていた程。
授乳の時間、昼寝の時間を決めて書き出し、赤ちゃんが昼寝中に自分の好きなことが出来るな、とほくそ笑んでいたのです。
そんな無知っぷりだったので、いざ産まれてみて
寝ない!
泣き止まない!
授乳すらままならない!
全くもってアウト・オブ・コントロール!
そんな息子君を相手に、どうしたら良いか分からず途方に暮れました。
「いかに息子君に寝てもらうか」
が、最重要案件。
先に子供を産んでいる友人や先輩をとっ捕まえては、長々とラインやメールをしました。
なんであんなにムキになっていたのか。
思い出すと赤面してしまうのですが、仕方ない。それが育児ノイローゼ。
面倒臭がらずに相手をしてくれた皆様にただただ感謝です。
めちゃくちゃながら、どうにか日々は過ぎていくもので、半年くらい経ってなんとなく気持ちが落ち着いてきたと記憶しています。
0歳児を育てるナイーブな時期。
助けられたのは周りの言葉でしたが、凹まされたのもまた周りからの言葉でした。
その人の性格にもよるとは思いますが、新米ママはコントロールの効かぬ赤子と格闘しながら、周りの評価にも敏感になってしまっています。
ほんのささいな一言で傷ついたり、自己嫌悪に陥ったり。
だからほんと、周りの人、いらんこと言わないで欲しいんですよね。
あの頃、救われた言葉、逆に凹まされた言葉を思い返してみます。
【救われた言葉達】
「こどもって、手のかかるもんだよ」
新生児育児中、友人に「うちの子はよく寝るし情緒も安定してるし助かる〜」と言われドーン、と凹んだとき職場の先輩に言われた言葉。大先輩ママからの含蓄ある一言に、付き物が落ちた気持ちになりました
「私なんか、次男が産まれるまで長男を可愛いと思えなかったよ。それが今じゃ3児の母(笑)」
これも新生児育児中、しんどさを打ち明けたとき言われた言葉。明るくこう言われたのが、心強かったです。
「みんな色々言うけどさ、自分に都合良いことだけ聞くようにしな」
息子君が生まれた時、友人から言われた言葉。実体験から感じたことだろうなーと、今ほんとに納得します。
「双子を同じように育てて、性格全然違うんだよね。だから、私のせいじゃないもん、て思えるようになったよ」
双子+男の子一人を育てている義理姉の言葉。何かと親のせいにする風潮に一石を投じてます。ちなみに双子は一卵性双生児。私から見ても性格全然違います。説得力あります。
【凹まされた言葉達】
「子供は親次第」
「親が神経質だと子供にも影響する」
「うちの子は手がかからない」
「(大泣きする息子君を横目に、大人しい赤ん坊へ)大人しくていい子だねー」
親のせいにしないで、子供の自慢しないで、泣いても迷惑そうにしないで、ってとこですかね。
周りのことなど気にせずに、我と我が子だけをみれば良いのでしょうが、そうはいかないのが新米ママ。
そして、新米ママの心の不安定は赤ちゃんを危険に晒します。
世の中の悲しい事件は、ママが悪いんじゃない、ママを追い詰めたり、助けてあげられなかった周りに責任があると私は思います。
周囲の方におかれましては、どうか余計な一言は言わず、見守りサポートして頂きたいいものであります。