先日小学校の持久走大会がありました 。
この春に小学校に入学した長男くん。
持久走は初めての経験です 。
スポンサーリンク
我が家の息子くんには先天性ミオパチーという筋肉の持病があります。
筋肉量が少なく、運動発達がゆっくりで、知的な面でも遅れが見られます。
先天性ミオパチーにはいくつかのタイプがあるのですが、
長男君は今のところ、進行するタイプではないと言われており、運動制限もかかっていません。
しかし持久走は初めての経験。
長い距離を走れるのかどうか、親としても先生としてもなんとなく不安に思っていました。
しかし主治医に確認すると
「全然大丈夫ですよー」
とのこと。
でもやっぱりなんとなく心配で、当日まで全距離を走るのかどうか、うやむやのままでした。
しかし当の本人は持久走はそんなに嫌いではないらしく、 毎日の練習も頑張っている様子でした。
そして迎えた当日。
周りの心配をよそに、長男くんは全距離を見事に走り通しました 。
何やら楽しそうにニコニコと笑いながら、自分のペースでゆっくりと。
どのくらいゆっくりだったかというと、
前の子がゴールしてから、トラック一週分遅れてのゴールです。
走りきれるんだなぁ
頑張ったなぁ
立派だなぁ
楽しそうでよかったなぁ
ほっとして、胸がいっぱいになりました。
ホッとすると同時に、
「周りよりもすごく遅くゴールして嫌だとか思わないのかな」
と、 心配してしまう親心。
まぁ、アレコレ考えてみても、結局は本人がどう思うかです。
長男くんに
「持久走疲れた?ニコニコしてたけど、走っている時どんな気持ちだったの?」
と さりげなく聞いてみました。
すると。
「僕かっこいいなって思ってた」
と。
なんと。
虚をつかれるとは、このことです。
かっこいい 。
想定外の答えに驚きつつ、感心してしまいました。
確かに、カッコよかった。
それは自分でそう思ったのか、周りから言われたのか 、本当のところは分からないけれど 、あまりにピッタリな表現。
そして親の心配をよそに、ポジティブ!
きっと、長男くんがまだ幼く純粋な心だからそう思うのだろうな。
今のままの、健やかな心のままいてくれたら良いけれど、
これから心が成長して、 自分と周りとの違いに傷つく時がくるかもしれない。
そんな時に 長男くんが、
自分は自分でいいんだ
できることがすごいのではなく、頑張ることが尊いのだ
と思える強い心 を持った人間になるように 、親子共々 成長しなければなと思った今回でした。
スポンサーリンク