こころもちろん〜たるをしる

食べることと整理収納が趣味のHSP気味の面倒くさがり屋です。時々、筋疾患持ち息子君とのゆるりとした日常も綴ります。

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2018年息子君と私のインフルエンザB型闘病記〜入院〜回復まで

前々回の痙攣の話に引き続きまして、息子君の入院の様子を書こうと思います。
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息子君インフルエンザ発症

1週間前、関東地方が大雪に見舞われた日です。

息子くんは前の晩、鼻水で全然眠れていない様子で、大雪予報のこともありましたので保育園をお休みしました。

午前中、プラレールをしたりして遊んでいましたがなんとなくぼんやりした様子。

お昼ご飯の前に熱を測ると、38.1℃。

あぁ、やはり発熱です。

息子君はけいれん持ちでもあるので、普段なら発熱時はけいれん予防の座薬(ダイアップ)を入れます。

しかし今回は保育園でインフルエンザが流行っていたので、もしインフルエンザだった場合、ダイアップを使用した際のふらつきやうわごとが、脳症と区別がつかなくなったら怖いな、と思い使用をためらってしまいました。

(後日、主治医に話したところ「インフルエンザの時は普通の子でもけいれんをおこしやすくなる、ましてけいれんを起こしやすい子はさらにおこしやすくなる、使わなきゃダメ」と指摘されました)

昼食も普段より食欲がなく、滝のように鼻水がでます。

そして昼寝の寝入りばな、隣で寝ていた息子君から「んぐ、んぐ」と音がしました。

前日寝ていなかった私は、ついうとうとしてしまっていましたが、「この音は・・・けいれん!」と飛び起きます。

目は動いていますが、身体は動かせない様子で 、口から泡を吹いています。
「んぐ、んぐ」は泡を吹く音です。
顔を横に向かせ、息をしているのを確認し、救急へ電話。

ダイアップを入れるように言われ、挿入していると、嘔吐。
喉に詰まったものは、なんとか自力で飲み込んでいました。

救急隊が到着した頃には落ち着いたかに見えましたが、救急車の中で再度けいれん。

病院に到着し、処置中は廊下で待つように言われました。

30分…いつもより長いです。

祈るような気持ちで待っていると対応してくれた小児科の先生が呼びに来てくれました。
けいれんは点滴でおさまり、CTや血液検査をしてくれていたそうです。

いつもの熱性けいれんだろうけど、時間が長いので1泊入院しましょうか、と話していると血液検査の結果が。

インフルエンザB型、陽性

インフルエンザでけいれんをおこすと、インフルエンザ脳症を疑わなければならなくなります。
これは本当に怖い病気です。

インフルエンザ脳症とは

インフルエンザ脳症は、インフルエンザの感染に伴い急激に発症し、神経細胞など脳に障害をもたらし、時には全身の諸臓器も障害を受ける(多臓器不全)、重い疾患です。インフルエンザの感染は引き金となりますが、脳の中ではウイルスは増えず、感染によって産生されたサイトカインなどによって、脳障害や多臓器不全が起きると考えられます。

出典:Yahoo!ヘルスケア (C)HOUKEN CORP. (C)Yahoo Japan

症状としては
・けいれん
意識障害
・意味不明なことを言う

が、あります。
息子君はけいれんをおこしやすいですし、ダイアップを使えば意識障害や変なうわ言を言ったりもします。

インフルエンザの季節は、生きた心地がしません。
ただ、インフルエンザ脳症はだれにでも起こり得ます。

予防接種が多少なりとも脳症の予防になるそうなので、我が家では毎年注射は受けるようにしています。

話を戻します。

息子君雪の中入院

その日入院が決まり、部屋に入れたのは午後6時過ぎ。
大雪でタクシーも電車もあてにならなかったので、雪の中往復一時間かけて家に入院の荷物を取りに帰りました。

その時点で積雪15cmはあったと思います。
ギュッギュッと積もった雪を踏みしめ一心不乱に早足で進みました。

途中、子供たちが雪だるまをつくっているのが見えました。
息子君も、こんな雪絶対喜ぶよなぁ。
と切なくなります。
とにかく早く戻ってあげよう。

さらに歩く速度は早く。
雪まみれになりながら、大荷物を抱え病院に戻りました。
一生忘れられない記憶になると思います。

病室に戻ると、小児科の先生がいらして、CTと血液検査では脳症の所見は見当たらなかった旨を説明してくれました。

とりあえず一安心です。
あとは熱が下がれば退院できるとのこと。

息子君は、点滴の管と足の指につけた酸素濃度計がお気に召さない様子で、ひたすら拒否していましたが、熱でぐったり。
力ない様子に、胸が締め付けられます。
その日は、息子君が寝たのを見届けて帰宅しました。

息子君入院2日目

面会時間の11:00に病室へ行くと、横たわりぼんやりしている息子君。
私に気がつくと、ムクリと起き上がり「注射をしたよ」と教えてくれました。どうやら朝、採血をしたようです。
熱も37℃まで下がり、前日よりは身体も楽そう。
いい傾向かな、と思っていると昨日対応してくれた小児科の先生が説明に来てくれました。

説明の内容は
血液検査の結果、白血球の値が下がっているが、おそらくインフルエンザの影響だろう。この値が上昇したのを確認してからの退院となる
と言うものでした。

とりあえず今日はまたお泊まりです。

昼食から食事もとって良いことになりました。

しかし、食欲がありません。
最初は食べる気満々でしたが、1/4程度食べたところで「もういらない」となってしまいました。

そしてお昼を食べたあとは、また寝てしまいました。

昼寝後、なんとなく身体が熱い気がするので熱を測ってみたところ38.5℃。
また上がっています。

息子君がおもちゃが欲しいと言うので、昼寝をしたタイミングで家に取りに帰りました。

ちなみに入院生活は個室で、着替えを入れる棚はありましたが、バックだの靴だの荷物がかさばりました。
S字フックを100均で調達し、重宝しました。
あとは子供のお気に入りのおもちゃ(安全なもの)も、あると落ち着くようでした。

病室に戻るとおやつの時間。
エクレアはむしゃむしゃと全部食べましたが、夕飯も1/5程度しか食べませんでした。

熱は夕方40℃まで上りましたが、私が帰る頃には38.5℃まで下がっていました。

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息子君の入院を見守ってくれたバイキンマンとジョージ

息子君入院3日目(退院)・母インフルエンザ発症

私事ですが、2日目の日中、なんとなく身体が痛いなーと感じました。
ただ、連日雪の中病院と家を往復していたため、筋肉痛かな程度に思っていました。

それが、3日目の朝です。
ただ事ではない頭痛と全身痛。なんなら、よくなってきた足底腱膜炎まで痛み出しました。

念のため熱を測ってみると38.1℃。
うつったか…。
間違いありません。
私はめったに熱がでない体質なのです。
前に熱が出たのは記憶する限り、妊娠初期の高温期です。

それが38.1℃出ているとなると、もうインフルエンザしかありません。

近所のクリニックに行くと、インフルエンザ患者が次から次へと来院してきました。

恐ろしいことにA型B型入り乱れです。

検査をすると案の定B型陽性。

来る患者来る患者隔離が必要で、病院も追いつかない様子。

お会計も薬も、カーテンで仕切られた椅子ゾーンで済ませてくれました。 

しかしとにかく頭と身体の痛みがハンパない。 

腰の痛みは陣痛すら思い出させます。

早く、早く薬を…。

帰宅後、すがる思いで薬を飲み横たわりました。

しばらくすると、息子君が入院している病院から電話がありました。
本日退院できるとのこと。
いやいや、昨日40℃あったのに大丈夫?
心配になって問いますが、熱も下がり白血球の値も上昇。
本人はいたって元気でなので帰れるとのこと。

幸い旦那氏が休みだったので、退院手続きは任せて、私は再び寝ることに。


4時間ぐらいは寝たでしょうか。
汗をいっぱいかいてなんだかスッキリ。
熱を測ると、なんと36.4℃。
復活、はや!
我ながら特異体質に驚きです。

それにしても息子君と旦那氏の帰宅が遅いな。
食欲も戻ったので、ご飯を食べていると15時過ぎに戻ってきました。
なんと、病院の隣の公園で雪遊びをしてきたとのこと。
気持ちは分るけど…バカか!

案の定息子君は、その日また高熱を出しました。
まぁ、子供の熱はぶり返すのでそれが原因とは言えませんが、旦那氏は責任を感じ涙目で付き添っていました。

今度こそけいれんをおこすとまずいので、病院に問い合わせダイアップを入れました。

17:30に一回、8時間後解熱していなかったのでもう一回使用。

その夜は熱でうなされ、寝言がキレッキレでした
一例
「ねえおはなししておはなししておはなししておはなししておはなしして」(まるで私がいつも無視してるよう…)

「おれさまは、びょうきだー!ただのバイキンになるぞー」
バイキンマン好きだなー、でもどうゆう設定?)

「ねえ犬のおならはどんな音??」
(なんの夢?)

「けんいちは、おかかごはんをたべました」
(だからなんの夢?)

もう寝言が気になって、寝れたもんじゃない…。

息子君インフルエンザ発症から4日目(母発症2日目)の様子とインフルエンザ時の食事

翌朝、熱は下がりましたがダイアップの効果で息子君はフラフラです。
一日中酔っ払い状態で、それはそれで心配。

私は私で、解熱したものの頭痛と全身痛は痛み止めでおさえている状態。
喉の痛みは痛み止めでも効果が無いほど。
親子共倒れの辛さを実感します。

ただ、親子共倒れは悪いことばかりではありません。
同じ病気で、ほぼ同じ症状なので辛さは分かるし、食べたい物も共有できます。
子供だけが病気だと、食欲ないのは分かっていても、食べないと心配ですよね。
でも、今回かかったインフルエンザB型は常にうすら気持ち悪さが胃にあるので食べられないのも納得。つねにつわり状態。

自分が食べられそうなものを出してみたら、息子君もわりと食べてくれました。

お子さんがインフルエンザB型で食欲がない時は、ご自身のつわりの時期を思い返して食事を出してみるといいかもしれません。
あとは、こどもが普段好きなもの。
私は、白米は食べる気になれませんでしたが、白米好きの息子君はパクパクたべました。

おいしいと思ったもの・息子君が食べたもの一覧

・湯豆腐
・ポトフ
・梅レンコン
(レンコンを薄切りにしレンジでチン、梅干しと和えるだけ)
・うどん
・かきたま汁(小松菜入り)
・ホットケーキ
・いちご、みかん

息子君インフルエンザ発症5日目(母発症3日目)

前日は、まぶたがとろんと半分落ちていた息子君。
この日は2/3まで開いてきました。もう一息。

母はと言うと、熱は瞬速で下がったものの、頭痛と全身痛は相変わらず。
さらに咳こむと、気管支が痛い。
インフルエンザの底力を感じます。

母が病気でもお手柔らかにしてくれない息子君、ああ、今日もしんどいな、と思っていたところおばあちゃん参上です。
毎日心配で電話をかけてきていた、宇都宮にいる私の母。
この日は、都内に用事があるとの事で出てきたついでに寄ってくれました。
息子君大好物の苺がお土産です。
私は小一時間寝かせてもらい、息子君はウハウハと苺を食べていました。
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おばあちゃんが帰ったあと、二人で昼寝をしました。
本調子まであとどれくらいか…。

お昼寝から起きて、ミニオンが観たいというので二人でぼんやりと怪盗グルーの月泥棒鑑賞。

グルーかっこいーなー。
しばらくすると「何か食べたい」と言う息子君。
お、ひさしぶりの食欲。
おにぎりをつくってあげるとペロリ。
スナップエンドウと苺を出すと、いつの間にか私の分まで平らげ。
普段は拒否するポトフまで食べていました。
むむ、復活の兆しか。
母は、相変わらず食欲無し。
先に発症したアドバンテージをみせつける息子君です。

息子君インフルエンザ発症6日目(母発症4日目)

なぜか起きた早々泣いている息子君。
いえ、これが通常運転です。
息子君、残念ながら朝は普通に起きません。
調子が戻った模様。
朝のパンもたくさん食べ、日中も遊ぶ気満々。
ただ、目はまだ全開ではなく油断は大敵です。
録画したシンカリオンを2回程観て、しばらく遊び昼寝。
昼寝後も踊ったりして騒いでいましたが、やはり病み上がり、夜はコテッと寝ました。

母も、頭痛と全身痛は抜けました。
未だたん絡みの咳と、食欲不振が残ります。

息子君インフルエンザ発症7日目(母発症5日目)

朝から全開の息子君。
カッパオーライ!カッパオーライ!
と謎のラップ?を歌いながら、朝寝坊のパパに突撃。
やれやれ。
ひとまず本調子に戻ったようです。

母も食欲は回復。
あとは明日、咳の様子を病院でみてもらいます。

インフルエンザ闘病記まとめ

・インフルエンザは脳症の症状に注意。毎年の予防接種は欠かさずに
・入院時はS字フックがお役立ち、子供のお気に入りのおもちゃもあると安心材料に
・インフルエンザB型でこどもの食欲が無いときは、自分のつわり期を思い出して食事作りを


長々と読んでいただきありがとうございました。
まだまだインフルエンザ流行中。ご自愛ください。

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